2026/01/19 14:32
ヴィンテージバーバリーを探していると
必ず耳にする「一枚袖(いちまいそで)」という言葉。
普通のバーバリーのコートと何が違うのか?なぜこれほどまでに価格が高騰し、
ファンの心を掴んで離さないのか?
本記事では
表参道の古着屋『no pain no gain』が
一枚袖の魅力とその見分け方をプロの視点で徹底解説します
1. バーバリーの「一枚袖」とは何か?
通常、トレンチコートやステンカラー(バルマカン)コートの袖は、2つのパーツを縫い合わせた「二枚袖」構造になっています。
それに対し、一枚の布を筒状に巻いて作られているのが「一枚袖」です。
※近年物はセットインスリーブという肩と腕を分けて作られる物も多いです。
なぜ一枚袖が良いのか?
最大の理由は「シルエット」。二枚袖は、誰が着ても肩のラインが一定の形を保つように作られていますが、
オーバーサイズで着ると肩がポコっと飛び出してしまう「肩落ち」現象が起きます。
一枚袖は肩のラインに沿ってストンと落ちるため、
現代的なオーバーサイジングで着ても、非常に美しいAラインシルエットが生まれます。
2. 【図解】一枚袖と二枚袖の見分け方
「これはどっちだろう?」と迷ったときは、以下の2点をチェックしてください。
① 袖の縫い目(シーム)の数
一枚袖: 袖の下側に一本だけ縫い目があります。

二枚袖: 袖の上側と下側、二箇所に縫い目があります。

② 肩の膨らみ
ハンガーにかけた際、肩の部分が丸く膨らまず、平面的に見えるのが一枚袖の特徴です。
3. 特に価値が高い「お宝」モデル
一枚袖の中にも、さらに希少性が高いモデルが存在します。
コットン100%(C100): ポリ混(コットンポリエステル)が多い中、コットン100%の一枚袖は別格です。独特の経年変化と重厚感があります。
玉虫色(Iridescent): 縦糸と横糸の色を変えて織られた生地。光の当たり方で表情が変わる「玉虫」の一枚袖は、ヴィンテージバーバリーの最高到達点の一つです。
ライダーコート(Rider Coat): トレンチコートよりもシンプルな作りのライダーコート。一枚袖仕様のものは、さらにミニマルで洗練された印象を与えます。
4. 失敗しないためのサイズ選びのコツ
一枚袖は「肩が落ちる」ため、少し大きめのサイズを選んでも様になります。
大事なのは「裄丈(ゆきたけ)」です。
古着の場合、前の持ち主によって袖が詰められていることもあるため、身幅だけでなく、首の付け根から袖先までの長さを必ず確認しましょう。
5. 古着屋として伝えたい「一枚袖」の真価
近年、一枚袖の価格は年々上昇しています。
しかし、それは単なるブームではなく、現代の服作りではコストがかかりすぎて再現できない「当時の贅沢な仕様」への再評価です。
一生モノのコートを探しているなら、一枚袖を選んで後悔することはありません。
【最後に:商品紹介】
東京・青山に実店舗を構える『no pain no gain』では、オーナーが一点一点厳選した、
状態の良いヴィンテージバーバリー(一枚袖を含む)を多数取り揃えております。
実店舗でのご試着はもちろん、オンラインショップでも詳細なコンディションをご確認いただけます。
▼ 現在販売中の一枚袖・バーバリー一覧はこちら
https://nopainnogain.buyshop.jp/categories/6169292

